2024年 03月 01日
untitled.
音楽。
ジャンルや時代問わず僕は幅広く音楽を
聴いている。
自分の居る場所に音楽が流れる時間が好きなのだと最近常々実感している。
様々な音楽は時に世代や人種を越え人と人が繋がるきっかけをもたらす。
まるで魔法のように。
もしこうして趣味と言えど音楽に触れていなかったら人生はまた違っていたのかもしれないと大袈裟かもしれないがそう思う。
時に体が揺れ。
心は踊り。
時に静寂が覆うような音に耳を傾け。
時に生活のノイズと混じり合う。
それは人生のちょっとしたスパイスだったりするのかもしれない。
音楽と向き合う様々な時間を大切に育みたい。
2024年 02月 01日
untitled.
言葉は魔法。
これは本に書かれていた一文。
「音量が大事です。聴こえるか聴こえないかくらい。イメージとしては、うっすらと香水の香りが漂っている感じ。ともすると、音がどこかに消えてしまう、それくらいがちょうどいいんです。ただ、空間にいい香りをつけるためのものなので」
本当にすごく良い文章だと思いました。
そして心の中に大切にしまっておきたい言葉になりました。
たまに僕の記憶の蓋を開けては思い出したい。
お店で音楽を選び、流す際には勿論音量という点も意識していましたが、本当にうっすら漂い消えてさしまいそうな気配の音量はすごく心地がよく少し緊張感も漂いつつきっと自分と向き合うには丁度よい時間になると思いました。
そして音量選びという話から全ての仕事にも繋がる事だと思います。
沢山の情報が溢れる時代に生活をしている事で自分と向き合う時間すら奪われているのではないだろうかと思ってしまう。
いつだって想像力を膨らませ生活を楽しみたいと思う。
2024年 01月 02日
untitled.
2023年から2024年へと。
誕生日を迎えて体調面がすぐれない事が重なり、節目な年齢を迎えた事を身を持ち実感する。
身体の事は何となく気にかけるくらいで(ほぼ意識していない事に等しい)、今までは過ごして来たけど仕事をする中でいかに健康が大切かをあらためて思う。
ゆっくりと長く育てながら営みを続けたいと思えば、今目の前に流れる時間を急ぐ必要はなく、長い目で僕自身が身体と心を整えて日々と向き合う事ができないと良い仕事も出来なくなってしまう。
無理をする必要は何もないのに、精神的に全力でぶつかりがちな性格がたまに傷だと思う、だけど、一つ一つ時間を重ねる事で、自分自身での気付きになる事ほど重要な事はないと本当に感じている。
いつもそうやって物事を遠くに置いたり、近くに置いたり、置き換えながら視点を変え考える事を続ける事は新しい気付きの連続。
当たり前のようだけど、当たり前という事はどこにもなく、お店に立ち一杯のカップに注ぐ珈琲が、今日という日の僕の全てだと思う。
毎日全力と思い過ごしてきたけど、新しい1年は肩の力をスッと落として深呼吸をしながら体調を整えて過ごしたいな。
2023年 12月 01日
untitled.
どこでもない此処にある景色。
最近よく考えながら過ごしている。
まだ知らぬ誰かが此処(珈琲花坂)に足を運び、理由は様々時間が経ち久しぶりになっても足を運ぶと不思議と過去の記憶と今の気持ちが混じり合う。
そんなお店でありたいと思っている。
それは此処にある風景と共に同じ場所で、街や人の行き交う姿を毎日観察する樹木のようだと思うからこそ、同じようで全く異なる日々を過ごすなか繰り返し考える事で、新しい気持ちと共に、頼りない苗木も少しずつ成長を続け深く年輪が増えていく。
言葉を通して会話するだけが全てではなく、何事もゆっくりと向き合い対話ができるような人であり続けれるように過ごしたい。
そして珈琲屋をしている事で人生の旅に出る事になりそれはこれからも続くのだと思う。
2023年 11月 01日
untitled.
お店と珈琲が僕を自由にする。
このタイトルをつけておきながら中々考え深い永遠のテーマだと思う。
お店を始めた頃というのは本当に毎日が指折りお客さんが来るか来ないか。
毎日お店を開ける際に今日はきっと昨日よりもお客さんが来てくれる。
と期待をするも、そんなにスムーズにみんなが足を運んでくれるようなお店にはならなかった。
この時間がもたらした経験が確実に肥やしになったと思っている。
自分なりに色々と考える時間は沢山あって、それは現在進行形で変化は続いている。
珈琲屋を求めて東京へと夏ぶりに足を運んだ。
そこで珈琲を通して触れた時間は僕が今必要としていた事だと実感する。
様々なスタイルがある中で自分は何を求めているのか、これからやるべき形を緩やかに育てながら形成する事ができそうだという確かな感覚を持てた。
そうした事は普段の日常から切り離される事で俯瞰し見える事で多く感じる。
こうして旅から戻り仕事をすることで、「お店と珈琲が僕を自由にする。」とそう思えた事が今回感じた全てだと思った。
四季のように日々の営みはライブのようだ。